noteとWordPressの違いを比較
ここ数年で爆発的に伸びた「note」というプラットフォームがあります。
ブログはオワコン、動画の時代だと叫ばれている中、予想がといえるほどの成長を見せています。
一方Googleからの信頼も厚く、広く普及しているお馴染みの「WordPress」。
本記事ははどちらがいいではなく、シンプルに、客観的に、
noteとWordPressの違い
をまとめていきます。
noteとWordPressの違いを一覧にする
noteとWordPressの違いをざっくりと一覧にしました。
項目 | note | WordPress | 備考 |
簡易性 | 〇 | X | |
集客力 | 〇 | 〇 | 性質に差 |
記事自体を販売 | 〇 | △ | |
投げ銭機能 | 〇 | X | |
カスタマイズ性 | X | 〇 | |
アフィリエイト | X | 〇 | |
成約しやすさ | X | 〇 | |
他ブログへの移行 | X | 〇 | |
詳細アクセス解析 | X | 〇 | |
資産性 | X | 〇 |
詳細は以下の章で紹介していきます。
noteとWordPressの違い:簡易性
- サーバー契約などの設定作業なし
- 無料で始められる
- ランニングコストなし
- 設定作業が面倒
- 始めるにはお金がかかる
- ランニングコストあり
設定作業
note
サーバー契約やドメイン取得など、煩わしい設定作業が一切不要です。
スマホで寝転がりながら10分で始められ、記事を書くことができます。
WordPress
記事を書くまでに必須作業が多く、しかも素人には難解なものもあります。
コスト
note
無料で始められて、ランニングコストもありません。
WordPress
毎月のサーバー代などのランニングコストが必ずかかります。
noteとWordPressの違い:集客力
- 初期からアクセスが集まる
- SEOも最近は強い
- 初期は孤独との闘い
- SEOは自分次第
アクセス・SEO
note
プラットフォーム内での流入の仕組みがあり、初期からnoteの回遊者のアクセスがあつまりやすいです。
SEOも最近は強く、検索上位にnoteの記事があることも珍しくありません。
WordPress
初期のアクセスは全く期待できません。
必死に書いた記事がアクセスゼロということも普通です。この段階で挫折する人が多いのも事実です。
しかしここを乗り越えれば、SEOも向上しアクセスも集まります。
個人ブログがnoteのドメインパワーを超えるのは現状難しいですが、努力次第で十分戦えるサイトになります。
【注意点】noteのSEOについて
1点、重大な注意点があります。それは
Googleの仕様に「1つの検索キーワードに対して、同じドメイン名のサイトから検索結果画面に表示されるのは2まで」というものがある
つまり、noteで何らかのキーワードを狙って記事を書いた場合、note上の同じキーワードの記事全てが競合となり、しかも検索結果に表示される椅子は2つしかないということになります。
仮にその椅子を勝ち取れたとしても、すぐに他の記事に追い落とされるのはもはや宿命です。
noteSEOは「瞬発力は秘めているけど、持続力はない」という理解が必要です。
noteとWordPressの違い:記事自体の販売の可否
- 簡単に記事の販売が可能
- 方法によっては可能
コンテンツ自体の販売
note
公開時にサラッと設定するだけで、記事をコンテンツとして有料で販売できます。
販売価格も100円~10,000円(有料プランは~50,000円)の間で自分で決めることができます。
WordPress
記事自体の販売はできません。
しかし、会員しか読めない記事を作るなどして、記事自体に疑似的な金銭的価値を付与する方法は多くあります。
noteとWordPressの違い:投げ銭機能
- サポートがある
- 投げ銭機能はない
投げ銭の有無
note
サポートと呼ばれる投げ銭機能があります。
コンテンツが売れなくても投げ銭で収益が上がる可能性もあります。
WordPress
投げ銭機能のようなものはありません。
noteとWordPressの違い:カスタマイズ性
- デザインできない
- 装飾できない
- 拡張性なし
- デザイン自由
- 装飾自由
- 拡張性あり
デザイン・装飾
note
見出しか?ボールドか?くらいしか触れません。
良くも悪くも非常にシンプルです。
WordPress
CSSなどの知識が必要な部分もありますが、デザインや装飾は非常に自由度が高く、素人がやりたいことはほぼ可能といっていいでしょう。
例えばリストを加工する方法を以下記事で紹介しています。
プラグインという後付けできる拡張機能も多種多様にあり、拡張性も高いです。
noteとWordPressの違い:アフィリエイト
- アフィリほぼ不可
- 自由にアフィリできる
note
Amazonアソシエイト以外のアフィリエイトは不可です。当然Googleアドセンスもできません。
noteの記事にAmazonアソシエイト以外のアフィリエイトリンクを貼ると、エラーとなり公開できなくなってしまいます。
但し、別の媒体のアフィリエイト記事のURLを貼ることはできるので、ペライチなどに読者を流すことは可能です。
WordPress
Amazonアソシエイト、Googleアドセンスをはじめ、ASPなどアフィリエイトに制限はありません。
WordPressでアフィリエイトして稼ぐことを目指している方は、以下の記事がおすすめです。
noteとWordPressの違い:成約のしやすさ
- 成約率は低め
- 成約率は高め
note
noteはあくまでも、noteというプラットフォームでの回遊がメインです。
つまり、ユーザーが何らかの悩みを持ってそれを解決したいという思いで記事に辿り着くケースは比較的少なく、なんとなく面白そうだから記事を読んでいるユーザーが多いということです。
そのような読者層の背景があるので、成約までいく率は低いといえます。
WordPress
キーワードを意識した記事なので、基本悩み解決のために検索してきてくれた読者が多いです。
そこで刺さる訴求ができれば、比較的成約しやすいといえます。
noteとWordPressの違い:他ブログへの移行
- 面倒
- 比較的かんたん
note
現状エクスポート機能がないため、移行する場合は1記事ずつ手作業でコピペするか、その道のプロに依頼するしかありません。
WordPress
エクスポート機能が充実している上に、方法もたくさんインターネット上に記載されているため、それほど困難ではありません。
noteとWordPressの違い:詳細アクセス解析
- サチコ不可
- アナリティクス不可
- 自由に解析できる
note
noteはGoogle Analyticsや Google Search Console(通称サチコ)が使えません。
正確にいえばあり得ないほどの高額な金額を支払えば使えるようになります。
が現実的ではありません。
WordPress
Google Analyticsや Google Search Consoleが無料で使えます。
その他のアクセス解析ツールにも制限はありません。
noteとWordPressの違い:資産性
- プラットフォーム依存
- 独自ドメインサイト
note
プラットフォーム依存なので、運営側に記事を削除される恐れありがあります。
クリエイターが以下に該当すると当社が判断した場合、クリエイターに事前に通知することなく当社はクリエイターのご利用を停止させて頂き、デジタルコンテンツを削除、または検索結果からの除外などの措置をすることがあります。かかる利用の停止またはデジタルコンテンツの削除等によりクリエイターに損害が生じた場合であっても、当社は損害賠償責任その他一切の責任を負わないものとします。
引用元:noteクリエイター規約
1.本利用規約に違反していると当社が独自に判断した場合。
2.前項の規定に違反するデジタルコンテンツをnoteに掲載した場合。
3.確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
4.スパム投稿、スパム行為であると当社が判断した場合。
5.反社会的勢力またはそれに準ずると当社が独自に判断した場合。
6.掲載したデジタルコンテンツが不適切な内容であると当社が独自に判断した場合。
7.本サービスのサーバーに過度に負担をかける場合。
8.本サービスの運営に支障が生じると当社が独自に判断した場合。
事前に通知することなく、記事の削除や、アカウント停止措置がありえます。
また、運営側がnoteの運営を停止した場合、記事も消滅します。
あくまでnoteというプラットフォーム内での自分の記事ですので、これは「資産」とはいえません。
WordPress
独自ドメインのサイトなので、インターネットという仕組みが無くならない限りは揺らぎません。他者に記事を削除されたり、運用を停止されることはありません。
noteとWordPressの違い まとめ
noteとWordPressの違いをできるだけ客観的にまとめました。
当然UIなどその他の違いも多々あります。必要な情報が不足していれば随時更新していきます。