初心者用のスノーボードが欲しい!
この記事は、
・スノーボード初心者だ。
・マイボードが欲しい。
・そろそろレンタルボーダーから脱却したい。
という方に向けて書かれています。
スノボ初心者にこそマイボードをオススメする理由
まだ始めたばかりだし・・・
全然うまく滑れないのにマイボードなんて・・・
多くの初心者ボーダーは、スノーボードの購入に二の足を踏みがちです。
確かに安い買い物ではないし、まだ自分には早いという気持ちも芽生えやすいと思います。
しかし、
レンタル料金もバカになりません。
何回も滑りに行く場合はすぐに
買った方が安くついた・・・
買っておけばよかった・・・
なんてことになります。
さらに、
毎回違う乗り味、違うセッティングのレンタルボードに乗っていることが、
あなたのスノーボードの上達を妨げています。
初めてスノーボードに行く場合は、「もう二度と行きたくない」と思う可能性も残念ながらあるので、レンタルボードの方がいいと思いますが、
楽しかった!!
また行きたい!!
と帰りに思ったあなたは、
コスト的にもパフォーマンス的にも、購入を検討するべきです。
「オススメボード」は「やりたいこと」によって全く違う
スノーボードにはそれぞれ得手不得手がある
スノーボードの板は、サイズ、硬さ、捻じれやすさ、ブランドなど様々な種類があり、今では数えきれないほどの数が世の中に出回っています。
そして当然それぞれのスノーボードには特徴があり、得意不得意があります。
例えば、グラトリに特化したボードは柔らかく、ハイスピードで滑走すると板がバタついて安定性に欠けるものが一般的です。
世の中のオススメ記事を見ても納得できない記事が多い
筆者がネットでオススメを探したとき、
単純に
あなたがどんなレベルでどういう遊び方が好きかとか知らんけど、
オススメの板はこちらです!
なぜなら売れているからです!
みたいな記事を見て
これでは初心者の人はどんな動きに特化した板で、何をするのにおススメの板なのかわからないんじゃないか?
と困惑しました。
下手したらオーリーもまだ不安定な人が、いやいや、やっと木の葉滑りができるようになった人が、
ゴリゴリのブン回し系のボードを選んじゃったりするんじゃないの?と・・・
自動車免許取りたての人がスーパーカー買っちゃうようなものです。
なので、
スノボが流行し始めた時から毎年必ずスノーボードをしている筆者が、
毎年シーズンが終わると次のシーズンのためのイメトレを始める筆者が、
夏の終わりに涼しくなりだすと雪山に思いを馳せる筆者が、
「なにがしたいか」別にオススメボード記事を作ろうという。
そんな趣旨の記事でございます。
初心者向けスノーボードの選考基準
本記事に筆者のオススメとしてアップする以下のボードの選考基準は、
- 筆者が実際に乗ったことがある
- リーズナブルな板
- 柔らかめで取り回しやすいか
- 逆エッジがきっかけの転倒を軽減できるか
- 中級レベルへのステップアップがスムーズか
- ブランドのネームバリュー
初心者が持つのに相応しいか(※筆者主観)
とします。
昔は安い板は硬い、滑らない、などよくありましたが、今は技術が進んで低価格帯でも初心者には十分すぎるほどの性能があります。
本記事で紹介するボードは筆者が実際に乗ってみて初心者に良いと思った板だけを載せていますし、あまりにマイナーなブランドの商品も無いので、安心して見ていってください。
初心者におすすめのスノーボード
K2(ケーツー) WWW(ワールドワイド ウエポン)
グラトリ黎明期に爆発的な人気を博したモデルです。
特筆すべきはなんといってもコスパの高さです。
そこらへんのエントリーモデルの板よりもハイスペックでありながら、
そこらへんのエントリーモデルの板よりも安い。
そんな板です。
「3ダブ」や「ダブダブ」など、いろいろな呼び名で今なお多くのスノーボーダーに愛されています。
柔らかく、取り回しやすく、逆エッジになりにくい。
もともとグラトリ向けに開発された板なので、中級へのレベルアップも間違いなくスムーズです。
選考基準にピッタリはまってる!
うまくなりたいという気持ちの強い初心者にもってこいのスペックです。
最初のマイボードにWWWを選択すれば、まず間違いないです。
はっきり言って店舗で適当なエントリークラスの板を買うくらいなら絶対にWWWを選ぶべきです。
K2 WWWの得意/苦手なシチュエーション
得意なシチュエーション | オーリー等の弾く系グラトリ バターなどの潰す系グラトリ 低速でのラントリ 壁などの地形遊び |
どちらかというと得意な シチュエーション | 小さめのキッカー |
どちらかというと苦手な シチュエーション | 直滑降 |
苦手なシチュエーション | ハーフパイプ 大きめのキッカー 高速カービング |
CAPITA(キャピタ) HORROR SCOPE (ホロスコープ)
CAPITAは、独特な世界観で徐々にシェアを広げていき、今ではかなり有名どころになりました。
なんといってもグラフィックがユニークで、コアなファンが多いです。
もちろん性能も最高クラスで、多くのプロライダーもCAPITAの板で活躍しています。
HORROR SCOPE (ホロスコープ)は初心者~中級者レベルに向けて開発された板で、
乗った感じはかなり粘りのある乗り味が特徴です。
初心者によくある腰が引けて後ろ荷重になっても、他の板よりかは体勢を戻しやすいです。
コース脇をプレスで引っ張って引っ張って、狙ったポイントに来たら反発をもらって切り返すみたいな動きが簡単で、ゆるゆるラントリするときにも快適です。
初心者だけどありふれた板に乗りたくない!ユニークなグラフィックで個性を出したい!
という方におススメです。
もしCAPITAの板持ってガンガン転んでたら、きっとうまい人にたくさん声かけてもらえると思います(筆者の独断と偏見)
CAPITA HORROR SCOPEの得意/苦手なシチュエーション
得意なシチュエーション | バターなどの潰す系グラトリ 低速でのラントリ 壁などの地形遊び |
どちらかというと得意な シチュエーション | オーリー等の弾く系グラトリ 小さめのキッカー 直滑降 |
どちらかというと苦手な シチュエーション | 高速カービング |
苦手なシチュエーション | ハーフパイプ 大きめのキッカー |
SPOON(スプーン) LIBERAL(リベラル)
SPOONはこのLIBERALしか試乗したことがないので、同メーカーで比較ができないのが少し残念ですが、それでも初心者におススメできる一本に間違いありません。
試乗する前は勝手なイメージながらSPOONの板はぐにゃぐにゃ柔らかいイメージがありましたが
ハイブリットキャンバーの形状の恩恵もあり、踏めばそこそこ反応があります。
さらにSPOONブランドは初級者が持っていても全く違和感ありません。(筆者主観)
SPOON LIBERALの得意/苦手なシチュエーション
得意なシチュエーション | オーリー等の弾く系グラトリ バターなどの潰す系グラトリ 低速でのラントリ 壁などの地形遊び |
どちらかというと得意な シチュエーション | 小さめのキッカー |
どちらかというと苦手な シチュエーション | 直滑降 |
苦手なシチュエーション | ハーフパイプ 大きめのキッカー 高速カービング |
BURTON(バートン) PROCESS(プロセス)
BURTONです。そうです。あのBURTON。
もはや説明不要、スノーボーダーならば誰もが知っている超有名ブランドです。
プロセスはバランスよく設計されているので、
まだ将来どんなスタイルでスノーボードを楽しもうか決めていない人にマッチします。
苦手という苦手がないので、初心者さんが持ってるといい師に巡り合ったんだね…と思います。(筆者妄想)
ただ、あまりにも有名なブランドなのでゲレンデ行ったら仲間と板が被ってしまうみたいなアクシデントに見舞われる可能性は他の板より高いかもしれません。
ブランド力も含め、いい意味で無難な板、という印象です。
BURTON PROCESSの得意/苦手なシチュエーション
得意なシチュエーション | オーリー等の弾く系グラトリ バターなどの潰す系グラトリ 低速でのラントリ |
どちらかというと得意な シチュエーション | 小さめのキッカー 壁などの地形遊び 直滑降 |
どちらかというと苦手な シチュエーション | 高速カービング |
苦手なシチュエーション | ハーフパイプ 大きめのキッカー |
Salomon(サロモン) ASSASSIN(アサシン)
Salomon 公式サイト
BURTONと同じくらい有名なブランドです。←紹介の仕方が失礼Salomon様ゴメンナサイ
BURTONを知っている人ならSalomonも知っている場合がほとんどです。
ASSASSINはロックアウトキャンバーという形状で、
キャンバーの中ではマイルドな部類です。
両サイドにフラットの部分を設け逆エッジになりにくい工夫が施されています。
乗り味的には、本記事では一番硬めかなと思います。
グラトリも興味はあるけれど、まずはカービングを習得したいんだという初心者さんにおススメします。
Salomon ASSASSINの得意/苦手なシチュエーション
得意なシチュエーション | オーリー等の弾く系グラトリ バターなどの潰す系グラトリ 低速でのラントリ |
どちらかというと得意な シチュエーション | 壁などの地形遊び 小さめのキッカー 直滑降 |
どちらかというと苦手な シチュエーション | 高速カービング |
苦手なシチュエーション | ハーフパイプ 大きめのキッカー |
新しいスノーボードで最高のシーズンを過ごそう
マイボードがあるというのは、スムーズな上達が期待できるだけでなく、
スノーボードに対するモチベーションが爆上がりしますよね。
マイボードで雪山。。。想像しただけでワクワクする!
今シーズンこそレンタルボーダーから脱却して、レベルアップしちゃいましょう!